遠軽町

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まちの話題遠軽の地にハッカ再び~「ミント研究推進に関する連携協定」締結式

佐々木修一遠軽町長と関哲哉ロッテ中央研究所所長

 7月3日、遠軽町は株式会社ロッテ(中島英樹代表取締役社長執行役員)と「ミント研究推進に関する連携協定」を締結しました。
 同社は1948年の創業以来ミントにこだわってガムを製造販売しており、近年は国産ミントを栽培・活用する方法を模索していました。
 その中で、かつてハッカの世界生産量の7割を占めていたオホーツク地域に目を向け、特に和種ハッカの品種改良や栽培方法を研究していた農業試験場があった遠軽町に着目。2022年から3年間、町内の農場で試験栽培を進めてきた結果、和種ハッカ数品種に焦点を当て、今年度から本格的な栽培を開始しています。
 そうした背景から、今回町と同社で「ミント研究推進に関する連携協定」を締結する運びとなりました。この協定にはミントの栽培や活用研究に関することのほか、町におけるハッカ生産の歴史及び文化の普及啓発に関することなども含まれており、佐々木修一遠軽町長は「40年以上前に途絶えたハッカのことで、このようにお声掛けいただけたのは想定外だった。今後の進展にも期待し、ハッカを通した町のPRをしていきたい」と述べていました。
 今後はハッカの栽培とともに、香りなどに関する基礎研究や商品開発を行っていく方針で、関哲哉ロッテ中央研究所所長は「ハッカ栽培の歴史のある町でミントの研究を行い、ミントの魅力を引き出す商品を開発することで、ミントの魅力発信やオホーツクハッカ文化の認知度を拡大していきたい」と熱く語っていました。

  • 遠軽町産和種ハッカを使用した特別仕様のガム(非売品)は、黒曜石にちなんで真っ黒な見た目に。極めて強い清涼感が特徴で、町外でのイベントや9月に開催されるコスモスフェスタにて数量限定で配布する予定

  • 遠軽で栽培されているハッカ畑。現在は町内4軒の農家で試験栽培している

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遠軽町総務部企画課広報広聴担当
電話:0158-42-4818、FAX:0158-42-3688