講師のデモンストレーションに真剣な眼差しを向ける救急隊員
6月6日、保健福祉総合センター・げんき21で、令和7年遠軽地区広域組合内救急研修会が開かれました。
これは、同組合の救急救命士が周産期(分娩や新生児対応)に対する不安や訓練不足による苦手意識が高いことをうけて開催されたもので、周産期をテーマにした研修を開くのは今回が初めてです。
この日は消防署救急隊員49人が参加。旭川医科大学病院の医師・JA北海道厚生連帯広厚生病院の助産師ら計7人を講師として招き、救急搬送時に分娩する必要がある場合の対応や新生児の蘇生方法などについて、模型を用いて演習していました。
救急搬送中に分娩を要する事例は少ないとされる一方、遠軽地区では昨年度に1件発生しています。救急隊員の皆さんは、どのような状況であっても母子の命を救えるよう、真剣に講習を受けていました。
新生児蘇生の練習
救急車内での対応を学ぶ
救助現場での分娩を想定